コロナ放電による基材表面処理(改質)
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新製品
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048-731-1225
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・コロナ処理度自動制御システム
最近では、コロナ処理度(濡れ特性)と二次加工(接着強度・コーティング特性)が密接な関係にあり、高レベルでの濡れ特性のコントロールが必要になってきている。そこでラミネーター・コーティングマシン、スリッター等のライン速度に追従し、必要なほうでんりょうのコントロールを自動で行えるように、コロナ処理度自動制御システム(オートマチック・パワー・コントロール・システム)がある。
この装置は、過剰処理及び処理不足などのトラブルを解消し、製品の品質を向上させ、さらに電力せつやくを可能にした。
・弱処理対応コロナ処理用高周波電源
低いレベルの処理度をコントロールする場合、つまり、放電電極の放電面積(厚み×長さ)全体で均一放電を行える電力が、すでに必要以上の放電量に至ってしまう場合、それ以下の処理度を得ることが出来なくなってしまう。
そこで放電電力に対する放電電圧のみ維持し、かつ放電電力を低くする必要がある。つまり弱処理を行う場合、放電面積全体が放電を行える放電電圧を維持しながら、電力をコントロールする必要がある。
この弱処理システムを採用することで、高周波電源に対応する標準電極で、その高周波電源の定格出力の約1/100の微弱な放電を安定かつ均一に行うことが出来る。
・高速間欠放電コロナ処理
部分印刷や接着の場合特定される一部分のみの表面処理が必要な場合がある。例えばカップ側面印刷をおこなう場合、コロナ表面処理が必要であるが、この場合カップは間欠運動で処理ステーション(電極面)にセットされる。したがってコロナ放電も、このタイミングで放電する必要がある。
このような場合、通常の「ON〜OFF」では高速の対応が出来ない。タイミング信号を入力端子に与え、電子的処理で最大1秒間に10,000回の間欠放電が可能なシステムである
・プラズマ照射処理装置
プラズマ照射処理装置は、高電圧放電とエアーを利用し、大気圧中にプラズマを発生させることで、成型品の表面処理を行うことが出来る。大気中のプラズマ発生であるため、真空炉を必要とせず、連続で処理が行え、またフレーム処理のように面倒な準備作業や熟練者を必要とせず、連続で処理が行え、またフレーム処理のように面倒な準備作業や熟練者を必要とせず、被処理物に対してほとんど熱を発生させずに良好な表面処理を行うことが出来る。また、コロナ処理のように対抗電極(誘電体ロール)を必要としないため、中空ボトルや複雑な形状の製品処理に適している。さらにプラズマ照射装置は樹脂及び金属、またそれらの複合体表面処理を同時に行うことも可能である。
プラズマ照射装置は高圧発生および制御ユニットとプラズマ放電ヘッドで構成され、放電ヘッドは3m(オプション6m)のフレキシブル保護ケーブルで接続されているので、ロボット等で自由に動かすことが出来る。
最近ではダイオキシン等の問題で塩ビ製品からポリオレフィン系樹脂への要求が高まる中、プラズマ照射装置の活用用途は無限に広がっていくものと思われる。
・コロナ放電処理による繊維の表面改質
コロナ放電処理装置は、フィルム及び樹脂成型品、金属、ガラス等さまざまな表面改質に応用されてきたが、最近では繊維の表面改質にも利用されている。
放電電離気体を利用したコロナ放電処理技術は、水や科学薬品を用いずに乾式形で各種材料表面を改質することが可能であり、省エネルギー・低公害技術として注目されている。繊維加工分野においても、使用される用水・加工薬剤及び染色助剤の低減要求が強く、コロナ放電処理の利用はこの要求に対する有効な解決策の1つになると期待されている。コロナ放電処理を利用した河口技術開発は、綿生機織物の親水化処理、ピグメントレジン系インクジェットの前処理、繊維の天然由来高分子の固着、綿布の染色前処理などに応用されている。今後も繊維加工技術分野での利用は広がっていくものと思われる。
・コロナ表面処理装置及びプラズマ照射装置導入にあたり
当社はコロナ放電処理(プラズマ照射装置)導入前の濡れ試験を含む諸テストや、高周波電源のキャパシティーの判定、または表面処理ステーション等の構想及び試案をスムーズに行うため、綿密な打合せと実際に使用する材料(基材・ワーク)をテストするために社内に実験機を用意しています。
テストのご用向きはお気軽に連絡ください。
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